群落
いよいよ菊の季節になってきましたね。
日向に群落を作っている菊の花、近づくとこってりと空気が甘い。
世はお彼岸でもあります。
彼岸とはあの世。太陽が真西に沈む今日、その方向に極楽浄土がある、と
確かそんなふうに言われているんでしたっけ。
もしかして、お盆ではないけれど、
あの世への道が一直線に見える日ということ?
それはある意味、とてもいい日なのかもしれませんね。
あの世だなんて縁起でもないとか思う人って、多いんでしょうか。
この世からいなくなることがマイナス、何か悪いこと、つらいこと
悲しいこと、というネガティブなイメージしかないことは
むしろヘンだなあ。。と漠然と思ったりするんですが。
よく分からないことがただ怖いってのはあるかもしれませんね。
でも分からないけども、必ず、一人残らず通る道なので
その日に向かって誰でも生きてるわけです。
人ばかりじゃない。。つまり
今、目の前にあるものすべて、ただのひとつの例外もなく
いつかここから消えてなくなる。地球も太陽も。まるごと。
だから、どうするのか、ってことがもしかして大事なんじゃないでしょうかね。
冬に枯れる菊の花、真っ黄色のキラキラな色をしてぐんぐん育ってます。
花の群落を見ると、いろんな開き方をしてるのがあって
その形の違いがとっても面白いです。
太陽、風、植物、この甘い香り、そしてそれを見ている自分。
幸せな瞬間。
幸せの空気はきっと自分の皮膚を通して
周りの空気ににじみ出て、あたり一面を照らしているのでは?
なんて思える秋の午後です。
自分が気持ちいいこと、つまり、
自分が通りがよくて、まっすぐに感じることをすること。
それが小さくても幸せを積み上げるコツかなあ。。なんて。
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