武甲山
公開日:
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最終更新日:2018/03/03
風景 landscape 武甲山, 石灰岩, 秩父
よく晴れているふじみ野地方です。晴れると、西の方向に山がよく見えます。
秩父連山、この三角の山は武甲山(ぶこうさん)です。
でも、子どものときに見た武甲山はもっと高くて、もっと三角が大きかったんです。
とても小さくなった武甲山は、秩父セメントの採掘場。
日本が高度経済成長の時期、さかんにここからセメントが掘り出され
建設現場に運ばれたんですよね。
この山は石灰岩でできているので、今でも採掘が続いています。
子どものとき、そういえば、それを聞いて不思議な気持ちになったのでした。
セメント、石灰岩って、もともと海の底で太古の生きものたちの死骸が積もったもの。
秩父は地層が古くて、化石も出る、大昔の生きものたちが
積み重なってできた地層なんですよね。
ということは、東京など、コンクリートでできた都市は
昔の生きものたちの体を作っていた材料でできてるってことです。
秩父の山に登ると、東京の高層ビルが良くみえます。
昔の生きものたち、都会を眺めているんですかね。
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