幣もとりあえず
このたびは 幣も取りあへず 手向(たむけ)山
紅葉(もみぢ)の錦 神のまにまに
菅家(24番) 『古今集』羈旅・420
百人一首にも入っている有名な歌ですが、これは秋の句ですよね。今は春。
でも、手向山(タムケヤマ)というカエデが新芽を伸ばし、花を咲かせていました。
春の新宿御苑、池のほとりです。
色合いは秋のよう。赤味のある新芽がほんわりとかすむようです。
歌の意味は:
「今度の旅は急のこと、幣(ぬさ)も用意できなかったのですが、
手向けの山の紅葉を捧げますから、御心のままに受け取ってください。」
春も秋も変化の季節だし、それを旅と思ってもいいかな~なんて
ひそかに勝手に思います。
繊細な葉がとても美しいですね。
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