【本】「思考のパワー」を読んでみた
芽吹き! 去年食べた紅玉リンゴのタネを蒔いてみたら、芽を出しました!
で、きょうは、最近ちょっと感動した本について書いてみたいと思います。
最近読んだ本。
ブルース・リプトン著 「思考のパワー」。
これまで習ってきた、知ってると思っていたことが
けっこう書き換えられるという痛快な体験がここにあったんです。
日本語のタイトルからは、精神論か?? とか
思い方のハウツー本か?? という印象でしたが、これ、科学の本です。
著者のブルース・リプトン氏は
スタンフォード大学やウィスコンシン大学の医学部で教鞭をとる細胞生物学者。
細胞生物学者が語る、「思い」の力。
そのココロはなんぞや?
言ってしまえばですね、
私たちが
「こうする!!絶対!」と思えば
それにつれて物質も動く、ということなんです!
な~んだ、そんなの知ってるよ、と思われるかもしれません。
ほら、あれでしょ、
「念ずれば通ず」とか
「病は気から」とか。
何事も気の持ちようが大事だよね。。気をしっかり持たなくちゃね。
まあ、そのくらいのことを思いつくのは簡単です。
もうちょっと大きく言えば、たとえば
かのイエス・キリストの「からし種ほどの信仰」の話があります。
「もし、からし種ほどの信仰があったら、この山に、『ここからあそこに移れ』と言えば移るのです。どんなことでも、あなたがたにできないことはありません。」
— マタイの福音書17章20節
信仰のパワーで山も動くってわけですね。神様ってすごいね。。。
。。。という話じゃないんです。
この本はあくまで科学の本。
地球の生き物たちが進化してきた過程とか
遺伝子がどう発動してくるのかとか、
ていねいにいろいろな事実について説明がされています。
そのたくさんの事実を見て行くと、
どうも進化というのはこれまで言われていたみたいに
ある日、たまたま起きるものじゃないんだってことが分かってきます。
ところで、毎日、ニュースとかを見ていると
「長年生きているけど、こんなこと初めてだよ」というようなことが
やたらと起きてる気がする昨今じゃないでしょうか。
例えば、私たちの毎日の暮らしに関係の深いところ。
食べ物のこと、環境のこと。
仕事の仕方、家族の在り方。
そんなことまで、ずいぶん違ってきたなあ。。。
それも、けっこうなスピードで世の中動いているみたい、と感じます。
懐かしい昭和の時代。懐かしい20世紀を振り返って、
あの頃はよかったよね~なんて思っている人、私の周りにもいます。
考えてみると、大量生産・大量消費だった時代から、
もっと個別な、小さな単位で質を求める時代になってきたようでもあります。
個性あるお店が増えたり、小さな単位での仲間同志がコミュニティーを作ったり。
「個」をしっかり持っていることが強みになってきました。
よく分からないけど、これまでの常識が通じなくなってるというか、
考え方も新しくなって、価値観も変わって来てる。
そろそろアタマをそうした21世紀仕様に切り替えないといけませんね。
そのときに、どんなふうに考えたらいいのかな、って気になります。
しっかりしなくちゃ、と思っても、
その日の気分で前向きに思ったり、否定的に思ったり、迷ってばかり。
でも、ときには
「こうする!」ってしっかりした気持ちになることもあります。
迷わない人は強い。
一途に「こうしたい!」っていう強い思いがあったら
無敵とは言わないまでも、かなり強く生きられそうです。
そんなふうに一生懸命になれたことが、
誰にでも一度や二度あるんじゃないでしょうか。
そんなときのことを思い出してみると、「思い方」こそが、
実は、私たちのココロばかりじゃなく、体にもエネルギーを与えることがわかります。
逆を考えてみても、例えばすごくがっかりしたことで
どっと疲れたこともありますよね~(泣)。
「思い方」が細胞に大きな影響を与えるんだ、ってこと、
影響があるってことは、「思い方」で細胞も変わるっていうこと、
ちゃんと「思う」ことができたら
ホントに山が動くかもしれない!という気がしてきました。
ああ、ほとんど何も知らずにここまで来たのね、私たち。(泣笑)
でも、私たちの持っている可能性、すごく大きいぞ、とも言えるわけです。
一つ不満。
なんか、タイトルがベタでいやだなあ~、と思いましたよ。(笑)
で、それじゃあどんなタイトルが良かったんだろ、と思って
自分なりにあれこれ考えてみたんですけど、うーん、
やっぱり「思考のパワー」なのかなあ。^^;
簡潔ですもん。
で、原題は「Spontaneous Evolution」。
直訳すれば、「意識的な進化」とでもいうんでしょうかね。
さて、一番気になるのは、
私にも思考のパワーが発揮できるか、ってことでしょうか。
でもね、発揮できていなかったら、
私は今ここに生きていないってことになるハズですけどね。
「からし種の信仰」の話も、実は神様のスーパーパワーの話じゃなく
こういうことを言っているんだなと私には思えました。
そういえば、何十年もしないうちに、
日本人の顔つきや体型って変わってきましたよね?
なんで、時代によって、姿形が違うのか、ってことも
人の「思い」に関係あるんじゃないか、とふと思いました。
「思い」と言っても、
普段、「きょうはアイスが食べたいな」とか思うお気楽な思いから
「この研究が成果を出して、困っている人を助けることができたら」
というような、ちょっと大きなものまでありますね。
きっと、もっと大きくて、もっと深い
時代の背景になるような思いもあるんでしょう。
冒頭に乗せた写真、タネから芽が出たところですが
植物にもなにがしかの「思い」があって、こうして伸びるのかな、と。
だとしたら、宇宙は思い、意志に満ちているってことですね。
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