David Bowie is 見てきた~
デビッド・ボウイの回顧展「DAVID BOWIE IS 」。。
見て来ました。もう一周忌ですねえ。
天王洲アイルの寺田倉庫にて。とっても楽しかった。
昔の写真、映像、ホントにたくさん出ていました。
衣装もずらりと。やっぱりとっても細身の衣装でした。
衣装を手掛けたことのある山本寛斎氏によれば、
女性用を作るような感覚で制作したんだとのこと。
ヘッドホンの音声ガイドがあって、展示アイテムごとに
そのときの曲や、インタビューなどが聞けて、立体的な作り。
私がボウイの曲をよく聞いていたン十年前は
もっぱらレコード(!)を聞いて、本などで写真を見るくらい。
コンサートだってそんなに頻繁に行けるわけじゃなく、
今みたいになんでもすぐに動画で見られるわけじゃなかったですね。
う~ん、そんなに昔じゃないと思うけど、ずいぶんメディアは変わりました。
だから展示を見る中で、ボウイが話している声をたくさん聴けたとき
そういえば、こういうのはほとんど聞いたことなかったなと
改めて感じたほど。
会場内は全面撮影禁止なので、入り口あたりにあったのをスマホでパチパチと。
Life on Marsの衣装の、この色がいつ見ても印象的~。
いろいろあった中で印象的なのは、
ボウイが「変わっていくことが大事」と考えていたこと。。
すでに「演じた」自分ではなく、次の自分へ。
今よりも世界の枠組みが頑固だった時代にこれはすごいなあと。
そして21世紀の今だからもう一度考えたいことだなと思います。
既存の枠組みを守ろうとするほど、世界に軋みが生じていく今。。
男女の境界線をぼかし、ベルリンの壁の崩壊に力となり、
既存の枠、壁、そんなものを壊して生きた人。
面白かったエピソードは、若い頃にモダンジャズを聞いていて、
それは突飛なことだと思えたからだとか。
聞いたけど全然理解できなかったのに、好きになるまで聞いたと。
そして自分には難解すぎる本を買って、
タイトルが人に見えるように持ち歩き、偉そうなふりをしていたけど
結局そのことが自分に影響して、本をちゃんと読んだこと。
どんな自分になるのか、自分でストーリーを描き、
自分を作り、という作業を延々とやって生き切った人なんだなあ。
Oh, so are we !って感じ。We are what we believe.
私たちみんな、自分がこう!と思ったそのもの。
で、会場には特設カフェが出来ていて、ちょっと休憩に便利。
ホットサンドとカフェラテで軽いランチにしました。
やっぱりホットサンドって好きだわ~。マスタード入りで美味しかったです。^^
惜しむらくは、記念グッズの企画・デザインチームと私、
多分意見が合わないんだわと思った点。(笑)
色の使い方とか、マグカップなどに書かれたちょっとした言葉、
私だったら別のにするなあ。。と思えて何も買わずに帰ってきました。
でも展示会そのものはステキだった。
コンサートにもちょこっと参加したような気持ちになり。
↓これは見応えある図録だった。↓それと、本人が何と言っているのかは興味深い。
インタビューを収めた本人の声のCDとかあったら嬉しかったな、と思いました。
どこかにないかなあ。
後日。。
この展覧会を見て、私の中で何かが変わったと思いました。
まず、ボウイの最後のアルバムになったBlack Starを聴いて、
曲に対する印象が変わったこと。
購入した当初は、曲がよく分からなくて、何度か聴いて、
あまり好きとは思えずそのままになってました。
でも、これがすてきなアルバムだと思えるようになり、
ひとつの「アルバム」っていう意味がなんとなくつかめたように思えたんです。
それは音楽を聞くということにとどまらず
他のいろんな場面にも影響していて、日常の中に
何かが起きている感触があるんです~。
面白いね。
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