ナゾのオレンジ色
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面白いモノたち, 風景 landscape オレンジ色の川底, 新河岸川旧流路ビオトープ
散歩をしていると、いろいろなものに出くわします。
ときにはびっくりするようなものにも。
今回、新河岸川旧流路ビオトープを流れるせせらぎで見かけたものは
こんなものでした。↑↑↑
よく澄んだ水が流れているんですが、
なぜにオレンジ色????
しかも、川底はまるで毛布のような質感に見えるんです。
汚れとか、泥とかが積もっている、というのとも少し違うよう。
水はあくまで透明で、何かが沈殿しているようです。
温泉が流れ込んでいる場所などでは、鉄分など、いつくかの成分が
このようになることがあるらしいのですが、
このあたりに温泉という話も聞きませんしね~。
微生物の塊のようでもあり。。。
ナゾです。
ちょっと調べたところ、川底がオレンジ色になっているのであれば、
酸化鉄のせいらしいですね。つまり、鉄のさび。
水中には微量の鉄が溶け込んでいて、
鉄を利用する微生物(鉄酸化細菌とか鉄バクテリアなど)が、
水中の鉄を取り込んで利用しているそうです。
鉄を取り込んだ細菌が死ぬと、細菌の中の酸化鉄が残って、
川底にたまっていくのだとか。
川底に酸化鉄がたまっていても、通常は生体系にはあまり影響ないそうです。
このあたりが納得いく説明でしょうか。
お散歩していると、とても勉強になります。